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資格をとるだけでは食っていけない
どうも、カズヤです。
アナタは、
「資格は足の裏についた米粒」
なんていう言葉を知っていますか?
つまり資格は
”取っても食えない”
という意味の例えです。
日本最難関の国家資格である
弁護士をはじめとして、
公認会計士、税理士、社労士、
司法書士、宅建などの資格を
勉強してとろうとする
真面目な日本人は多いです。
「給料を上げるためには
資格をとらなきゃ!」
「難関資格があれば一生食うのに
困ることはない!」
など、もしかしてアナタは
このような考えを持っていませんか?
もしそうだとしたら、
その考えはかなり危険です。
その理由を今から詳しく
説明していきます。
飯が食えない士業の先生方が続出している日本列島
士業と言うのは、
弁護士、公認会計士、税理士などの
「士」がつく資格を取得した、
世間的には”先生”と呼ばれるような
職業の方を指します。
しかし今、数年間頑張って
士業の資格をとったところで
独立して生活していくことが
できない士業の先生方が続出している
のです。
それは社労士や中小企業診断士などの
一般的に食えないと言われている資格
に限らず、
税理士、公認会計士、
あるいは国内最難関資格である
弁護士の資格だってそうです。
その理由は単純です。
これらの資格を取得した士業の先生方が
溢れかえっているからです。
需要に対して供給の方が圧倒的に
上回ってしまっているわけです。
試しに、アナタの住んでいる都道府県名で
「〇〇県 税理士」と検索してみてください。
出るわ出るわ…もはやコンビニや
歯医者さん並に士業の先生方は
溢れかえってしまっていますから、
資格を取って独立・起業したところで
もはやお客さんをたくさん取得することは
至難の業になっているのです。
「資格取れば安泰」だった頃に
資格の勉強を始め、
5年や6年をかけてめでたく資格を
取得できたはいいものの、
すっかり社会体制は
変わってしまったのです。
僕の知り合いに、年間200人を超える
税理士・公認会計士の先生方と
話をしてきた方がいます。
その知り合いは、公認会計士・
税理士の専門コンサルティング会社で
働いていたからです。
知り合いが言うには、
その業界は一言でいうと
二極化しているそうです。
食える公認会計士・税理士、
食えない公認会計士・税理士
に分かれているそうです。
これは、他の士業でも同じことが
言えます。
例えば税理士を例に出します。
税理士の顧問料は、
今であれば全ての顧問先を平均して
月額3万円を超えればいい方で、
年々顧問料平均は
下がっているのが現状です。
昔であれば、公認会計士や税理士
というだけで、上から目線で
殿様営業をしていても
お客さんは獲得できたかもしれませんが、
そのような税理士や公認会計士こそ
今や食えなくなって困っているのです。
若い起業家の中には、
「顧問料って何?
毎月見てもらわなくていいから
決算だけパパっとやってよ。」
という人も多く、
顧問料は下げられることに加え、
IT技術の進化や人工知能の台頭によって
会計士や税理士としての存在意義すら
感じられずにいるんですね。
税理士業界にまだ殿様営業をしている
旧態依然とした年配の先生方も
多いのですが、もはや時代錯誤です。
偉そうにふんぞり返っている先生なんて
いずれジリ貧になって淘汰されるのが
目に見えています。
お客さんが増えている士業の先生はどういう先生なのか
では逆に、このライバル過多の時代でも
お客さんを右肩上がりで増やしている
士業の先生とはどういう先生かというと
2つのポイントがあります。
それは営業力と付加価値という
ポイントです。
1つ目に、顧客を増やせるだけの
秀逸な営業力がある事務所。
そしてもう1つは、
会計事務所として付加価値を
提供できる事務所です。
営業力の有無が士業の先生の明暗を分ける
紹介をもらえるかどうかなども含めて
営業力がある事務所が今後も選ばれ続ける
でしょう。
なぜかというと、外から見れば
会計事務所なんてどこでも同じに
見えるからです。
会社の書類を精査して
決算書を作ってくれるという点では
どこの会計事務所もやることは
同じなのです。
弁護士や社労士にだって
同じことが言えます。
だったら営業力がある会計事務所だけが
生き残るのは当然で、旧態依然とした
会計業界でさえも、今や生き残って
いくためには
最新のWEBマーケティングを取り入れるのは
当たり前になってきています。
この業界はホームページすらない
会計事務所がまだ半数近くあるのが実情
なのですが、
右肩上がりで顧客を増やしている
会計事務所のWEB周りは外から専門の
スタッフを入れて対策をしているような
明確な違いがあるからです。
付加価値をつけられない士業の先生は問題外
例えば会計事務所を例にだしても
付加価値が付けられない事務所は
もう生き残れません。
ただ単に顧問先の毎月の数字の処理だけを
委託するのであれば、その業務は記帳代行会社が
安価で代行できてしまう時代です。
だったら、安いサービスを提供する方に
お客さんが流れしまうのは当然ですよね?
このように、価格競争に巻き込まれて
どんどん士業の先生方は苦しくなって
いっているのです。
ちなみにこの記帳代行会社というのは
税理士や公認会計士の資格がなくても
できる業務ですから、ライバル会社が
激増しているのです。
だから、価格競争に持ちこんでも
士業の先生にはもはや勝ち目がありません。
価格ではない、他の部分で価値を感じて
もらわないといけないのです。
士業の先生に必要なのは「集客力」という結論に達する
だから、結局は士業の資格を取って
稼ごうと思ったら、上記の2つのポイントを
意識して集客力を身に付けないと
生き残れないのです。
ただ資格を取ったところで集客が
できなければ1円にもなりません。
資格を取ろうとする人の頭の中には
この集客の概念がすっかりと
抜け落ちてしまっているのです。
だから、
「資格なんて足の裏についた米」
だなんて言われてしまうのです。
逆にいうと集客さえできてしまえば
あとは何とでもなります。
仮に資格がなくたって
税理士事務所や会計事務所として
成立してしまいます。
これはどういうことかというと
資格のある人を見つけてきて
一緒に税理士事務所をやれば
良いのです。
集客ができずに食うのに困っている
若い税理士、公認会計士の先生なんて
いっぱいいますから、
声をかければ手を挙げる人が
必ず見つかります。
だからビジネスの世界では
集客ができる人が1番強いんです。
資格を持っているだけの先生が
強いわけではありません。
もはや、立場が逆転したわけです。
または、お客さんを集客してあげて
そのお客さんを会計事務所や
税理士事務所に紹介してあげるというのも
アリですし、
実際にそのサービスだけで立派な会社
として成立しているのが税理士紹介
会社です。
日本にもたくさんありますよね。
集客力のない会計事務所は
そのサービスに高いお金を支払って
お客さんを紹介してもらっている
わけですよね。
こう考えると、もはや会計事務所や
税理士事務所はその会社の下請け会社
という位置づけになりますから、
殿様営業なんてしている時代ではない、
というのはこういう理由があるのです。
資格を取るのはいいが、集客力をつけるのが先
要するにビジネスで結果を
出し続けるのであれば集客力を
つけないといけません。
資格を取るのはその先で良いですし、
別に資格なんて取らなくたって
大丈夫です。
せっかく資格を取ったはいいものの、
それで独立・起業しても食えないし、
どこかの事務所の一職員として働くのなら、
たいした給料ももらえない可能性の方が
高いわけです。
それだったら、最低4年や5年もかけて
必死になって資格を取るのは少々時間が
もったいない気がするのは僕だけ
でしょうか…?
もちろんこれは、弁護士、会計士、税理士、
社労士などの資格に限った極端な例かも
しれません。
独立・起業をすることを前提として
とる難関資格の話ですね。
もう少し難易度の低い、看護師や介護士
などの資格は、現場の社員としてより
高いサービスを提供できるように
とるものだと思いますから、
モチベーションアップや給料アップにも
つながると思いますし、
僕もこれは大賛成です。
問題なのは独立・起業を前提に
取得する資格です。
集客の概念を抜きにこれらの資格だけを
とろうとするのは今はもう時代遅れなので
そこだけは注意したいものですね。
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